ヤドカリの基本的な特徴

1天 然 記 念 物
2泳 げ な い
3脱 皮 を し て 成 長
4夜 行 性
5寒 さ に 弱 い
6雑 食
7長 生 き
8宿 替 え を す る
9繁 殖 は し な い
10臆 病


天 然 記 念 物

オカヤドカリ(以下@@)は国の天然記念物に指定されています。
「え?でもスーパーで売ってるけど?」と思われた方するどいです。確かにスーパーでも売ってたりします。
話せば長くなりますが、、、
簡単に説明すると、戦後小笠原の@@が減少してしまい、天然記念物に指定されました。 その後沖縄が日本に返還されました。すると沖縄には@@がウジャウジャいて、@@を採って生活してる人までいたのです。
でも天然記念物の指定から外されることもなく、捕獲を止めさせるわけでもなく現在に至っているわけです。

ただ、最近では海岸整備などで@@が減少傾向にあるため、捕獲できる業者は許可制になり、量、期間を限定して捕獲しています。
ということで、沖縄や小笠原から個人で勝手に@@を持ち帰ると捕まりますので注意が必要です。


泳 げ な い

オカ(陸)ヤドカリという名の通り、オカヤドカリは陸上で生活しています。
ホンヤドカリのように水中では生きられません。間違っても熱帯魚の水槽にドボン!なんてしないでください。死んでしまいます。


脱 皮 を し て 成 長 す る

硬い外皮に覆われている@@は脱皮を繰り返すことで成長していきます。
小さなときほど脱皮の頻度は多く、大きくなるに従って脱皮の回数は減っていきます。

脱皮は成長するための大事な行為ですが、脱皮直後の外皮は柔らかく体力も消耗してしまっているため外敵に狙われやすく、 @@にとっては命がけの行為でもあります。
そのため脱皮するときには砂の中に潜り、外皮が硬くなるまで脱皮した殻を食べて飢えをしのぎます。

もし砂に潜ったきりでてこない@@がいてもそっとしておいてあげてください。いたずらに触ったりすると
脱皮に失敗して死んでしまいます。
死んでいるか生きているかはニオイを嗅いでみましょう。異臭がするようなら死んでしまっている可能性もあります。


夜 行 性

@@は夜行性です。できるだけ昼間明るく、夜暗い環境で飼育してあげましょう。
人間の生活に合わせると昼夜が逆転しがちですが、これでは@@はストレスが溜まってしまいます。
私は夜は水槽に布を被せて暗く、昼間は蛍光灯を灯けてあげたりしています。
ただ、夜行性といっても昼間の方が活発に動く@@がいたりしますので、エサや水は昼間も置いておいてあげましょう。


寒 さ に 弱 い

日本では沖縄や小笠原などにしか生息していないことからわかる通り、@@は亜熱帯、熱帯でしか 生きられません。具体的には、15度以下になると仮死状態になり、その状態が長く続くと死んでしまいます。
日本で飼育する場合には、ほとんどの場所で冬場はヒーターなどを使用する必要があります。冬場でも20度以上を保つよう注意してください。


雑 食

ホンヤドカリは海の掃除屋と言われていますが、オカヤドカリも海辺、陸の掃除屋です。
とにかくなんでも食べます。おもしろいくらい色々なものを食べます。魚好きな家庭なら家族と同じ料理を@@にも 出してあげてください(笑)
ただ、自然界にはない化学調味料はあまりおすすめできません。(食塩を含む)できるだけ無添加、無着色の食事を 出してあげてください。
特にポップコーンや煮干し、穀物類が好きなようです。


長 生 き し ま す

オカヤドカリは一夏限りの生き物ではありません。飼育下でも20年、30年と生きることがあるそうです。
また、通常でも7、8年は生きると考えてください。(それ以前に死んでしまったらきっと飼い方に問題があります)
未来はだれにもわかりませんが、もし海外移住や環境がガラリとかわる予定のある方は、飼育を控えた方が良いでしょう。


宿 替 え を す る

オカヤドカリに限らず、ヤドカリは宿替えをします。つまり貝殻を取り替えるということです。
どうも宿替えは成長して貝が小さくなったらするものだ。と思われている方も多いようですが、そんなことはありません。@@は常により快適な宿(貝)を探しているのです。

基本的に攻撃をしないオカヤドカリは、貝殻で身を守るしか敵から身を守る術を持っていません。貝殻は生死に直結するもっとも大事な宝物なのです。また、それ故に貝殻をめぐる争いが起きたりします。
飼育する際には、なるべくみなが気に入った貝に入れるように、色々な貝殻を水槽の中に入れてあげてください。
また、この貝選びが本当に面白いです!明らかに小さいのを選ぶ"テキトーな@@"や、明らかに動きにくそうなのに、おしゃれを優先してか(?)きれいな貝に入ろうとする"おしゃれさん@@"もいます。

貝殻を選ぶときも、まるで「おたから鑑定団」の鑑定士ばりの鑑定をしてから何度も何度も悩んだりして、あげくの果てには宿替えしても「やっぱり前の方がいいや〜」と元に戻ったりします(笑)
宿替えの観察こそヤドカリを飼育する醍醐味のような気がしますね!


繁 殖 は し な い

正確には、飼育下での繁殖は非常に難しいということです。一番の問題は、オカヤドカリもある大きさになるまでは海で成長するのです。つまり栄養たっぷりの海水が必要なのです。
広ーいお庭を砂浜と海に改造して飼育したら、もしかしたら繁殖も可能かもしれませんが、一般庶民は諦めましょう(汗)
でもそのうち人工的な繁殖もできるようになるかもしれませんね!?


臆 病

中には人懐っこい(人に動じない?)@@もいますが、基本的に臆病な生き物です。目がとてもいいので動くものを見つけるとすぐ逃げたり、貝殻に閉じこもってしまいます。
観察したいときには、水槽の前でじーっと動かずに観察してください。人間が近くにいても動かなければ大丈夫です。手のひらに乗せたりしても動かなければ大丈夫です。
でも手のひらにのせたりするときには、ハサミで鋏まれたり足の先もけっこう鋭いので注意してくださいね。(鋏むのは何かに捕まるため)